2022年5月28日 代々木上原、井の頭線沿線
日記に何を書いて、何かを書かないか問題について。
そもそも認識していない、書く前に忘れた、どうでもいいと判断した、プライバシーの観点から書かないと判断した、早く忘れたい、描写したり説明したりするのが面倒くさい、別の形式で記録を残したから除外した、言葉で表現するには難しくて断念した、あまりにも強度のある経験でまだ消化できていない出来事、それらの膨大な記憶の出涸らしのような、薄い、でも微かに残る、ここで書き留めないと二度と思い出せないくらいの出来事が日記には合う。
駅の地下のホームのどん詰まりとそれに並行する通路。
「もうすぐ韓国行けるじゃん」
「そう、李先生がね」
斎場の脇の空き家になっている平屋の建物。
東京ジャーミーの塔の上の部分。
ひたすらうなずく人。
挙動不審な自分の言動。
ホームの上の人の密度。
碁盤の目上(たまに行き止まりあり)の住宅街をジグザグに歩いて、おじいちゃんを追い越す。
きれいなふわふわのチーズケーキ。
昨日は、帰りの電車がとてもゆっくりで、すごく明るかった。